人口約一万人の田上町。町にある2つの駅のうちの一つ、JR羽生田駅のすぐそばにあるふつうの空き地。いつもは何もない場所(かつては畑だったそうです)が、九月の半ばから1ヶ月間だけ、 たぬきが集まる広場になります。普段は一人(匹)で店や玄関の前で商売繁盛や家内安全を願っている狸たちが、集まってワイワイできる場所になります。ぜひ、みなさんのご自宅などで、寂しそうにしている狸がいたらぜひ連れてきてあげてください。いろんなたぬきが集まると、より楽しい広場になると思います。たぬきにとっても、訪れる人にとっても。
ちなみにこの広場は、JR羽生田駅からたがみバンブー竹林会場までの徒歩ルートで、遠方からいつもより多くの方が訪れます。そんな皆さんにも、ようこそ田上町へという、メッセージを込めたお出迎えのような場所です。みなさんのご来場とたぬきさんのご来場をお待ちしております。
たぬきの置物(主に滋賀県の伝統工芸品の信楽焼たぬき)は、「た(他)」・「ぬき(抜く)」つまり「他を抜く」という意味に通じるため、商売繁盛の縁起物として、昔から店先に置かれるようになりました。さらに、信楽焼のたぬきの置物は、「八相縁起(はっそうえんぎ)」と呼ばれる、8つの縁起を表しているそうです。
広場にあるクリーム色のたぬきは、信楽焼のたぬきで、作家さんご本人から譲り受けてきたものです。くり抜いてある目玉も含めて、本来のたぬきの作り方と同じもので、そこに作家さんのアレンジが加わったものです。私が一目惚れして昨年譲り受け、新潟にお連れしました。